この春、私は大学入学という、人生において大きな節目を迎える。
環境もやるべきことも全てが変化するわけだから、ここらで心機一転、新生活に向けて目標を立てるのが良いと思う。目標と言っても具体的なものではなく──というか具体的な目標を立てられるほどの見通しが一切立っていないので、今考えるべきはそれよりも抽象的な、これから生きるうえでの指針について。
とはいえ目標が漠然としていればいるほど、それを達成することは困難になる。小学生のころから、立てる計画だけは立派ながら、それを達成できた記憶が全くないわけだから。ともかく、まず自分の現状と目指す形について詳しく言語化する必要がある。
そう思っていた折、Pinterestで面白そうな画像を見つけた。
どうやら元ネタはXでの@Liminal1988氏によるこの投稿らしい。おそらく新年に取り組むべきものだったのだろうけれど、まあ新年も新年度も同じようなものだろう。
※もとの投稿は英語であり、日本語訳は私が行った。
Google先生と辞書の力を借りてできるだけ自然に訳したつもりではいるけれど、しかし私の英語力はかなりお粗末であるため、ニュアンスの違いや誤訳などがある可能性がある。
1つ目に関しては、ともかく思考を言語化する訓練を積みたいのと、世界に対して慮れる範囲を増やしたいと思う。知識をブラッシュアップしていくことで、自分の視野を広げつつ、その解像度も上げていきたい。あとはシンプルに読み書きが好きなのに、その他の娯楽にかまけておろそかにしてしまいがちなので。
2つ目は、うーん、読みたい本も勉強したいことも沢山あるし、ネタが溜まりに溜まっているので創作もやりたいし、バイトもいずれ始めることになるだろうし、サークルに入るならそれはそれで楽しみたいし。
やることがいっぱいだなあ。せっかくなら欲張っていろいろ叶えていきたい。
んでもって、それを実現するためには、とにかく生活リズムを整えて、体力をつける必要がある。もともとロングスリーパーな上、受験期間家に引きこもっていたせいでへろへろなので。筋トレも、無理のない範囲で少しずつ始めていきたい。
ものごとを記録すること。
読んだものや見たもの、考えたことについてなど、日常から考えるきっかけを増やしていきたい。上で書いたことにも繋がるかなと思うけれど。
マイペースであること、他人に依存しないこと、誰に対してもできるだけフラットであること。
なにぶん初めてのことばかりなので、好き勝手に青写真を描くわけにはいかないけれど。
取り敢えず1年間大学に通って、そこそこに落ちこぼれないでいられたら、まあ成功と言っていいんじゃないかなあ。もちろんそれができなくても、他の部分で得るものがあるかもしれないし、まあ終わりよければ、という感じだろうか。何につけても塞翁が馬の精神で。
長編小説を書き上げること!!
ネタの状態で眠っている作品がいくつもあるので、時間があるうちに完成させていきたい。
ともかく無理をしないこと。あと、できるだけちゃんと栄養を摂って、睡眠時間を確保するように努めること。
存在しない人の目を気にすること、カッコつけようとすること。
家族、友人、あとは自分自身。
高校の友人に、私が書いた本を読みたいと言われたことがある。与太話なのかもしれない――まあたぶんそうなのだろうけれど、それが私が書き続ける行為の支えになっている。
その日あった良いことを言葉にして人に話す、あるいは紙に書き留めること。嬉しかったことほど忘れがちで、逆に辛かったことや恥ずかしいことは脳内で延々とリフレインしてしまう傾向にあるから。
英語……とか?
まあ、サークルやらバイトやらが本決まりになってから追々考えよう。今はできるようになりたいことよりもやりたいことのほうが大きいので、それに応じてスキルを伸ばしていきたい。
やるべきことを先延ばししたうえでだらだらする時間というのが自分の中でかなりのリソースを食っているので、まずはそれを減らさないといけない。
やりたいことをやるには、別にやりたいわけではないことに時間を費やさずさっさと終わらせる必要がある。
その目標に取り組むことを楽しめること、目標が実現可能である(と自分で思える)こと
やるべきことを細分化して、最初に手を付ける目標をできるだけ小さなものにして、それら全部を紙に書き出して一覧にする。
あくまで自分の人生を最優先に生きたい。が、知ること、読むこと、書くことは自分の人生にとっては不可分なので、そういう意味ではバランスは取れているのかもしれない。
まだ知らない世界や人々と接したい。今自分が生きている手近な世界の中でも、そうでなくても。
今自分に見えていないものを知ることは、きっと良い経験になると思う。
身の回りをごちゃごちゃにしておかず、都度整理して情報量を少なくしておくこと……とか? 部屋の掃除などの物理的なことだけではなく、タスクの整理なども含めて、できるだけ脳のメモリを圧迫しないように意識していきたい。
ネットサーフィン。さして見る価値がないと思っているものほど止められなくなってしまう。 orz
これは余談なのだけど、特定の人の文章だけをずっと読み込んでいると、その文法が頭にインストールされる感覚というのがある。
これと同じことで、SNSを見漁った後に文章を書こうとすると、SNS特有の、いわゆるネットスラング的な文章がするっと思い浮かんでくる――そんなわけで、それを取り払うには毎度かなり苦労している。
特定の語彙や文体、論法をインプットし続けていると、自分が咄嗟に使えるそれも知らないうちにひどく限られてくるのだと思う。
誰に対してというよりも、先輩や後輩など、年が違う人に対してつっかえずにコミュニケーションが取れるようになりたい。他人に対して、必要とあらば自分から距離を縮められるような人間になりたい。
現代社会ではかなり難しいことだろうと思うけれど。とりあえず機会があれば、献血に挑戦しようかな。あとブックサンタなど。寄付系の取り組みもやってみたい。
読みたい本は、比喩でなく山のようにある。が、成長というとやっぱり古典系とかか?
正直なところ、今の私の地力では満足な読書体験ができるか分からないが、ともかくいつか読んでみたい本として挙げておく。
「自分は人とのコミュニケーションが苦手である」
苦手だと思うから苦手になるのだ――などと根性論的なことは言いたくないけれど、少なくとも私が、何かあるたびにお題目のようにこれを唱えて免罪符にしてきたことは確かなので……。
もうちょっとスキルが上がってからにしようと言って引きこもっていても、結局スキルが積めるわけではないんだよな。
自分の身の回りのもの、あるいは自分の体それ自体をきちんと整えるための時間、あるいはそれだけの精神的な余裕を意識して確保しておくこと。
部屋や鞄を綺麗に保ったり、爪や髪の手入れをしたり。そういうことが回り回って、自分自身を大切にすることにも繋がると思う。
選択肢をできるだけ残しつつ、実際の選択としては分かりやすく置きに行って安牌を取るタイプなので、そうハイリスクハイリターンな生き方はしていないと思う。逆にそれが弱点の一つであると理解もしている。
総じて、いろいろなことについて考え、それによって自分の中に知識と経験を積み上げていきたい。