月報 - 2025年3月

2025.04.02

あったこと

高校卒業

ついに高校を卒業した。やっとだ。めでたい。感慨深い。そしてなんとも、名残惜しい。

必要とあらばSNSでいつでもコミュニケーションがとれる時代とはいえ、やはり別れは惜しいものだなと感じた。
それは特に仲の良い友人のことだけではなく、特筆すべき交流のなかったクラスメイト達に関しても、中高合わせかれこれ6年を過ごしてきた母校──いやはや、ついに母校と呼べる立場になった!──という場、それそのものについてもそうである。

別れを惜しむのはよいことだ。惜しめるだけの価値がある時間だったということだから。
自分自身が、非常に恵まれた環境で高校生活を過ごせたことを再確認した。

卒業旅行

友人たちと東京に行った。これは浅草の浅草寺で引いたおみくじ。

要約すると、調子乗ってないでこつこつ努力せえよ、といったところか。

凶でなかったのはよいのだけれど、なんだか今後の新生活に向けて太い釘を刺されているようで、ここらで一度気を引き締めなければなと思っている。

その他、出かけたり、遊んだり、ご飯を食べたり

また会おう、と言いつつ疎遠になってしまう関係が少なくないように、人間関係というのは維持する努力をしていないと意外にあっけなく崩れてしまうものだと思うから、できるだけ積極的になってみようと思う。それによって生じる赤っ恥については必要経費として。

触れたコンテンツ

面白かった本

佐藤究「テスカトリポカ」

アステカ文明の神がどうの、という触れ込みだけは知っていたので、普通に現代日本が舞台であることに少々驚いた。
ぞっとするほどのグロさ、悍ましさ、清々しさが両立して、なんとも妙な読後感。

安部公房「壁」

純文学というものの楽しみ方をこのごろようやくつかめてきたような、そうでもないような。
権力だったり社会のシステムについての、アイロニカルというか、やけに風刺らしい描写が印象に残った。

ガルシア・マルケス「百年の孤独」

本当にもう──時間があるうちに読み切ってしまおうと思っていたのに!(笑)

総括

やたら濃密な1か月だったけれど、終わってみれば呆気なかったような気もする。

これからは否応なく新しいステージに進まなくてはいけなくて、尻込みする気持ちももちろんあるけれど、中途半端に怖気づいていることが一番よくないと思う。から、引き際を見極められる冷静さを維持した上で思い切って飛び込んでみようと思う。

来月は何かと慌ただしくなってくるだろうと思う。
新しい環境に体を慣らすのを第一目標とし、そしてできるかぎり勉強に手を抜かず、あと読書の時間は意識して設けておきたい。

大学の図書館が楽しみ。