愛してないから。

2024.03.24

歌詞

大丈夫、あなたのこと、愛してなんかないから、
あと少し、もう少しだけ、そばにいさせて。
夕闇が影を落としていく、あなたの憂いを帯びた横顔。
こんなときには、一人泣いていたあの日のことを思い出すの。

明日の形さえ定かじゃなかったころは、今ここに在ることだけが、ただ鮮明で。
あなたを初めて見たとき、世界が塗り替わったような気がした。
それでもずっと、ずっと、ずっと。

大丈夫、あなたのこと、愛してなんかないから、
あと少し、もう少しだけ、そばにいさせて。
もし私がいなくても、あなたは生きていける。
それでいい、それでいいの。 強いあなたで。

誰を傷つけることもないように、たった一人で歩いてきた人。
そのくせして酷く強がりで、他人(ひと)を頼ることを知らない人。

時間(とき)が刻んだ傷痕は、治らないまま。
動き出した運命(さだめ)が、全てを狂わせた。
守ってきたはずなのにね、って笑ってた、
潰えた希望も夢も祈りも、抱きしめて。

壊れることを恐れないで、私はここにいるよ。
あなたがもう何を喪っても、辛くないように。
今私が生きているのは、あなたがいてくれたから、
生まれてきたことが間違い、なんて言わないで。

大丈夫、あなたのこと、愛してなんかないけど、
あと少し、もう少しだけ、そばにいるから。
もしあなたの心の中、闇で満ちているなら、
ひとりじゃない、私があなたの光になるよ。
あと少し、もう少しだけ、共に生きよう。

あとがき

かしらん。

どうでもいいことかもしれませんが、昔の私がアカウント変更だの名義替えだのを軽率かつ頻繁にやらかしていたせいで、Youtubeにおいてはこの曲だけ別のチャンネルにあります。